「オール・イン」 5 天野貴元・著。


三段リーグ3期34期」は、八王子将棋クラブで一緒の同級生の中村恭介「五段」が13勝5敗で2位になり見事に昇段した。「天才・・オメデトウ」自分が昇段争いと無縁「7勝11敗」だったこともあるが、何より恭介は小学校時代から同じ目標に向かって努力し研究した仲間だった。「何言っての。次に上がりなよ」 「次は天野君だ」・・・幼なじみの恭介にそう言われて奮起した僕だったが、次の35期で昇段したのは、同じ八王子将棋クラブの仲間だつた、長岡裕也だった「五段」 裕也は今も大切な友人であり、心から尊敬しているが、僕は今迄裕也に将棋で負けていると思った事は一度もなかった。小学生時代も僕の方が棋力は上、奨励会入りも三段リーグ入りも自分の方が先だった。どこからみても、僕が先にプロになるものだと思っていた。しかし現実は逆だった。少なからずショックを受けた。
平成16年。若いと思っていたボクも19歳になった。入った時期にもよるが、20歳ともなれば三段リーグでは若手ではない。それなのに相変わらず、勝つたり負けたりで成績は振るわなかった。「天野は遊んでいる」多分そう言う噂が広まっていたと思う。・・・・・
38期は32名、最終日は9勝7敗で迎え、1局目は26歳のAさんは8勝8敗で、残留するには連勝が必要で「1局でも負けたら即退会」と大事な一戦だった。人生が掛った相手の死刑執行人など、誰もやりたくない。僕この日は僕が勝って、Aさんに引導をわたす格好になった。僕は6期目となる38期で、11勝7敗と初めて勝ち越した。僕の三段リーグで二度の大きなチャンスが二度あった。第1回が次の39期であった。・・・・棋楽
2016-04-28(Thu)
 

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